本事象のログは以下の理由によりsystem.logに出力されます。
まず、クライアントからイントラマートへ処理要求があった場合、通常は並列で処理が行われます。
この、並列で処理が出来る最大数を設定している値が、
conf/imart.xml
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・intra-mart/platform/network/server/threads
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になります。
この最大数を超えたリクエストを受け付けた場合、サーバの処理が行われるまでキューに格納され、処理を待ちます。
この、キューに格納することができる最大要求数(処理待ち行列数)が、
conf/imart.xml
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・intra-mart/platform/service/application/http/accept/queue
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になります。
この時、処理要求がキューに格納されたことを示すために、ログに
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goes into the waiting for execution: XX in queue
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というメッセージが出力されます。
※「XX」の部分は、現在キューに格納されている処理要求数が出力されます。
このキューの最大値から漏れてしまった処理要求については、これ以上の処理が出来ないため、HTTPレスポンスコード503がクライアントに返されます。
新たにリクエストキューを受け付けられない状態である為、ログイン等のリクエストを受けることはできませんがリクエストキューが処理され次第、リクエストの受付が可能となります。
この動作は、仕様上の動作であり障害ではございません。
【回避策】
以下の設定を見直していただくことでメッセージ が出力されなくなることが考えられます。
同時実行数が増えるとサーバに負荷がかかることになりますのでお客様の環境にあわせ設定して下さい。
<conf/imart.xml>
・intra-mart/platform/network/server/threads
同時に処理することの出来るネットワーク要求数です。
この指定値よりも多くのリクエストを同時に受け付けた場合、指定個数分のリクエストに関しては処理を実行しますが、その他のリクエストに関しては実行中の処理終了待ちとなります。
※注意事項
この設定値を大きくした場合、多くのプログラムが同時実行されますのでサーバリソースを多量に消費する可能性がございます。
サーバの処理能力を上回る設定は避けるようにしてください。
<conf/imart.xml>
・intra-mart/platform/service/application/http/accept/queue
同時処理可能な最大要求数intra-mart/platform/network/server/threads を超える要求を受け付けたときに、処理待ちをするキューの最大数です。
この設定によりキューに一時保管可能な個数よりも多くの要求を受け付けた場合、HTTP レスポンスコード503 が返されます。
設定に関する詳細につきましては、設定ガイド(サービス編)に詳しく記載されておりますのでご参照ください。
-- 対象 ------------------------------------------------------------------------
iWP/Webシステム構築基盤/WebPlatform/AppFramework
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FAQID:296