【現象】
Windows環境において、commons-daemon 1.0.15を利用したCassandraのサービス化を行っているが、サービス一覧からCassandraサービスの停止処理を行ってもプログレスバーが途中で止まり、その後にエラーメッセージが記述されたアラートが表示され、サービスが正常に停止できません。
commons-daemon 1.0.15でサービス停止に失敗する不具合が報告されており、その影響でcommons-daemonを利用したWindowsサービスが停止できない事象が確認されました。
commons-daemon 1.0.14 を利用することで正常にサービス停止ができることを確認しておりますので、commons-daemon 1.0.15 をご利用されているお客様は下記の手順で commons-daemon 1.0.14 へのダウングレードを実施してください。
【ダウングレード手順】
1. commons-daemon 1.0.14 の取得と展開
2. prunsrv.exe の入れ替え
3. 動作確認
1. commons-daemon 1.0.14 の取得と展開
下記のURLより、commons-daemon 1.0.14 のWindows向けバイナリファイルを取得してください。
http://archive.apache.org/dist/commons/daemon/binaries/windows/commons-daemon-1.0.14-bin-windows.zip
取得したzipファイルを展開してください。
2. prunsrv.exe の入れ替え
展開したzipファイルから、prunsrv.exeを取得してください。
※ prunsrv.exeは、稼働させているサーバのCPUにより、実行ファイルが異なります。
・32bitCPUの場合は、展開したフォルダ直下のprunsrv.exe
・ia64のCPUの場合は、ia64フォルダの中のprunsrv.exe
・amd64のCPUの場合は、amd64フォルダの中のprunsrv.exe
をそれぞれ利用してください。
Cassandraインストールフォルダ配下の bin\daemon フォルダ配下にある prunsrv.exe を上記で取得したもので置き換えてください。
この際、起動しているCassandraサービスは停止しなくても問題ありません。
3. 動作確認
intra-mart Accel Platform が稼働している Application Server を停止した状態で、サービス一覧にある
Cassandraサービスが正常に停止および起動できることを確認してください。
以上で commons-daemon のダウングレードは完了となります。
-- 対象 ------------------------------------------------------------------------
iAP/Accel Platform/全アップデート
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FAQID:73