IM-共通マスタにてインポート処理を行った場合、イントラネット・スタートパックのアクセス権が変更されてしまいます。

 
【事象】
事象1.全期間インポートの場合、アクセス権情報が壊れてしまい、全て全公開になってしまいます。
事象2.イントラネット・スタートパックで設定したアクセス権にて、最上位の組織のアクセス権設定に構成されてしまいます。

【原因】
※事象の原因に関しては、添付ファイルを参照してください。

【回避策】
事象1は制限事項となります。
事象2の回避策は以下の通りとなります。

●事象2の回避策

お客様が適用しているパッチバージョンによって、手順が異なりますのでお客様の環境に応じて実施してください。

    【イントラネット・スタートパックのパッチ2以上を適用している場合】

    ・以下の設定を行った後に、スナップショットインポートを利用してください。
      インポート処理で追加した組織に対して、上位組織のアクセス権は継承されませんので、インポート実行後にインポート処理で追加した組織に対して、アクセス権の設定を行ってください。

        ○設定
            ・スタートパックにて以下の設定を行ってください。

                1.マスタメンテナンス-区分コード設定画面よりスタートパック共通欄の
                  新規登録アイコンを押下します。
                2.以下の通りに入力、設定を行います。

                    アプリケーション名:スタートパック共通
                    区分名称:access_authority
                    区分コード:access_automatic_succession
                    値:OFF

    【イントラネット・スタートパックのパッチ未適用またはパッチ1を適用している場合】

    ・リスナ(IspCompanyChangedListener)の実行を無効化してスナップショットインポートを利用してください。

      これらの事象は、以下の手順で示す通り、リスナ(IspCompanyChangedListener)を停止した状態でスナップショットインポートを行うことで回避できます。
      ただし、インポート処理で追加した組織にアクセス権は継承されません。
      したがって、インポート実行時にインポート処理で追加した組織にアクセス権の設定を行ってください。

        ○ 手順
            1.ServerManager配下のconf/system-install-isp-sfa-comm.xmlの
              以下の箇所をコメントアウトします。

            <department-listener>
            <listener-class>jp.co.intra_mart.product.startpack.listener.IspCompanyChangedListener</listener-class>
            </department-listener>

            2.intra-martを再起動します。
            3.IM-共通マスタにてスナップショットインポートを行います。
            4.手順1でコメントアウトした箇所を外します。
            5.intra-martを再起動します。
            6.修復プログラムを実行します。
              修復プログラムに関してはインストールガイドを参照してください。



-- 対象 ------------------------------------------------------------------------
iWP/アプリケーションシリーズ/イントラネット・スタートパック
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